Time Out Café & Diner スタッフによるブログ。お店からのお知らせなど。
第7話「園芸部 遠征シリーズ第1弾 ー向島百花園ー」
一面に広がる、伸びすぎて収拾のつかない芝生。
生い茂る雑草。
風に揺れるたびに倒れそうな「ねむの木」。
やぶ蚊9割、トンボやチョウ、ハチ1割。
そんな恵比寿タイムアウトカフェ屋上の庭園。
来年の春までにイカした庭園に生まれ変われるのか!?
第7話「園芸部 遠征シリーズ第1弾 ー向島百花園ー」
マッタリとした休日を過ごすには下町は都合がいい。
チャリにまたがってポタリング。
何も考えずにペダルを漕ぐと進路は大抵浅草に。
浅草のオープンカフェで読書。
その後、吾妻橋(あずまばし)を渡って向島へ。
向島といえば、隅田川に始まり桜餅と言問団子と芸者。
僕が生まれた街でもある。
ということでリサーチ&懐かしみがてら向島百花園へ。
入園料¥150を支払い砂利の音を聴く。
黄昏時のそこは情緒ムンムン。
その歴史の始まりは江戸時代にまでさかのぼるから当たり前か。
入ってまず目に付いたのは、
チカラシバの見事な佇まい。
大木の根元を狙って植えてある。
風に揺れる情景は、万人を詩人にさせるほどポエティック。

なるほど園内のいたる所に往年の詩人の句が石碑で詠まれている。
派手さも無くけして広いとはいえない庭園ながら、
見たことも無い花や葉をいくつも見られる。
しかも農薬は使わないとのこと。
一見手入れが行き届いてないかのような状態は、
限りなく自然な形でおおらかに育てている表れ。
そこに感銘を受けた。
竹でできた札がそこに植えてあるものの名前を教えてくれるので、
気に入った植物の名前を覚えることができるのも嬉しい。
この時期ともなると、冬に備えて造園家たちが忙しく働いている。
枝を切ったり、草を刈ったり、一年草を抜いたりして庭全体をスリムにさせる一方、
球根を植えたり、株分けしたものを違う場所に植えたりして来るべき冬に備える。
邪魔をしてはいけないと、そそくさと退散する。
落ち着いた頃にまた立ち寄ってみよう。
帰りがけ荒川の河川敷に出る。
金八先生が歩いていた辺りだ。
川沿いに目をやると、見覚えのある光景が・・・。

これらはワイルドなシバの群生。
2メートルは軽く越えている。
さっき行った百花園に植わっていたのと同じ種類のシバが、恐ろしく大量に育っている。

チャリを降りてしばらくの間、葉の揺れる音に聴き入る。
圧巻。
残念なのは、根元には心無い者たちが捨てたゴミの数々。
どうしてこんなことになるのか不思議でしょうがない。

野球場の芝に写った自分の影がだいぶ長くなってきた。
近所の団子屋さんでおいなりさんを買って家に帰った。
遠征シリーズ第2弾は六義園!
つづく
- 2009.10.30 (Fri)
- |屋上庭園 ビフォーアフター!!